【2008年度事業報告書】

                  2008年度事業報告書
             2008年1月1日から2008年12月31日まで
          特定非営利活動法人 全国化学物質過敏症患者会

1、事業の成果
 2年目の事業年度を迎え、1年間全国の患者さん・患者の家族・理解のある市民
の方々と頑張って計画通り活動をやり遂げたことを評価したい。また、活動するに
あたり関東・関西の医師や弁護士などの専門家・環境問題を実践している市民団
体の方々のご指導・ご協力もたくさんいただき、日本ではじめての化学物質過敏
症での患者が主になり運営するNPO団体として、大きな成果を挙ることができた。

 年が開け、まず2月11日「アピオ大阪」にて第3回「関西大会」を開催した。
2008年度総会も全国患者会の前に開き、2007年度の報告や2008年度の計画を討
議し承認された。

 全国患者会では"歯科自然治療"を10年以上前から提唱されている青木真一先
生を秋田からお呼びし、化学物質過敏症では愛知県の鳥居新平先生にご講演い
ただいた。化学物質の多用は過敏症患者ばかりでなく、一般の人も非常に危険で
ある。このことを産業界に患者たちの思いとして伝えたいとの趣旨で、以前から会
員に要望を募っていた。集まった要望を報告した。後日関係省に相談し伝える予
定である。終了翌日、足を伸ばして九州・四国の患者さんの現地調査もしてきた。

 4月の会報発行したころから会員の数も増え、普段は家に何とかいられても近く
で工事や焼却・農薬散布などがあると居られない。会として"避難所"を持ちたい
との声が上がった。十数年前からの念願なので探したところ、値段・環境的にも手
ごろな中古の別荘を見つけ取得した。会員が1週間ずつ交代で使用でき、費用も
実費。その為社会復帰事業に付随し「化学物質過敏症患者の会」の管理で実施す
ることを臨時総会で決める。

 避難所取得の件で7月5日に臨時総会を開き、6日に現地見学会もして電磁波過
敏症の人にも見てもらい、後に電線を道の上に移動してもらう。床は無垢のフロー
リングに張替え、泥撥ねしないように雨樋・砂利を入れまめに手で除草して使用し
たい。資金は理事長から25年返済予定で借入れ、毎年1%の利息で返す予定であ
る。

 8月末に電磁波のことで総務省に、産業界に要望していただく件は経済産業省
に、会員3名で政府交渉を実施した。2省にお願いしてきたので、これらの問題が
良い方向に進でほしい。経済産業省では動物実験もできるので、患者の嫌がる
化学物質名を知らせるように言われた。後日、会員さん達に提出してもらい経済
産業省に担当の方からお願いしてある。

 来年1月31日に東京大会で総会を開くため、今年は第4回「関西大会」も10月13
日に開催した。「エル大阪」の会場で電磁波の問題は京都の荻野晃哉先生をお
呼びし勉強会をした。関西の市民団体の活動も複数紹介し、被害者・患者の方の
闘病記の発表もあった。大阪に行く途中奈良桜井市の不法投棄の現場視察など
も行った。

 2008年度は決められた活動予定は実施することができた。活動するための予
算についても会費・参加費・カンパ金でまかなっているが、不足分がいくらか出た。
 避難所も化学物質を取り込まないために有効である。工事中の悪い環境を我
慢しないで"逃げる"ことは大変でも、身体第一に考え"避難所"を使用してください。
  

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